調味料と安全性

 食の安全性に関して、調味料もまた「もとの姿が見え辛いほど危険である」という基準と照合できます。同じ調味料でもメーカーによって、構成要素の原材料が視認できるものとそうでないものとがあります。元の姿(原材料)が何であったのかは食品ラベルを見て確認できるため、その姿を全く感じさせないただの粉末であれば、かなり手を加えられていると見做せるでしょう。ドレッシングも同様です。もし添加物だらけのドレッシングを購入する勇気が出なければ、自分で作るのは賢い手です。ドレッシングは思いの外簡単に作れます。オリーブオイル、お酢、塩コショウさえあれば、それらを混ぜたものがベースです。和風が好みなら醤油を足せばよく、中華風にしたければゴマ油を代用して出来上がります。

 そもそも「元の姿が見える食」は何故安全であり、延いては健康を増進するのでしょうか。我々が食べているものも、元は皆生命体です。生命体は自分が生きるために必要なものを、自分の中に持っています。野菜という生命体も、魚という生命体も、残りの生命体も全て、自分に必要なエネルギー、栄養を備えています。ですからそれらを元の姿のまま人の口に入れることができれば、一つ一つの生命が抱え込んでいたエネルギー、栄養を、丸ごと摂取することができるのです。人間も動物である以上、人間以外の生命を頂いて生き延びる他ありません。生命を頂くとその分、人の生命エネルギー、活力は高まります。しかし生命という淵源が見えない加工食品にはそうしたエネルギー、栄養は残っておらず、それらを摂取したところで、人間のエネルギーを高められず、却って萎えさせることに繋がりかねないのです。